
心の休息はとても大切
今回はいつもとは視点を変えて
「心の休息」について。

端的に言うと
心を解放することって、すごく大切ですよ~
という内容。
「そうですよね~」って
頷いている方もいれば
「え、どういう意味?」って
思う方もいるかもしれませんが…
特に「美を扱う」お仕事をされている場合は
余計に…
あくまでも持論ですが
それは
単に
施術をしてお客様の外見的な美を整える
それだけが仕事ではないからです。

お客様を施術していて
来店前と来店後の
表情の違いを見て
実感したことないですか?
施術後の仕上がりを見た時の
「パァ~っと明るい笑顔」
「感動して流す嬉し涙」
「えぇぇ~~~!!」
と、どこから出してるんですか?と
思わずツッコミたくなる驚きの声
などなど…
施術前の悩みが深いほど
お客様の反応も大きくなりますよね。

外見と内面は表裏一体
外見の美しさが整うと
内面から自信がみなぎって
キラキラと輝いていく
回数を重ねるごとに
お客様が良い方向に変わっていく…

その反面…
何かネガティブな問題や悩みを抱えていると
表情や体調、外見に癖やこわばりとなって現れる…
結局のところ、その原因をひも解いていくと
生活習慣や日常のストレスが大きく関係しますよね

つまり
美しさを扱うということは
お客様の心を扱う仕事でもある
という訳です。

高単価サロンのオーナーは
そういうお客様の心の動きに
とても敏感です。
お客様の一挙手一投足に
注目して感じ取り
お客様のその時のタイミングに合った
居心地の良さを提供します。
そして、心を解放する。
単に美しくなった訳ではなくて…
お客様自身は気づいていないかもしれませんが…
何とも言えない解放感や充足感を
感じて笑顔で帰宅する。
これが
お客様が期待していること以上の
付加価値となり、深い信頼関係へと繋がります。
そんな風に伝えると、
難しそうに感じるかもしれませんが…
要するに
人と人との関わり合いを大切にしている
ということです。
支払っていただくお金に対してだけ
技術を提供する
上辺だけの薄い関係
ではなく
過ごす時間を丸ごと楽しんでいただくために
そのお客様ごとに合わせて
居心地の良さを提供する
ということ。
だからこそ、お客様は心を開きやすくなり
悩みや問題などを打ち明けられる。
その絆によって信頼関係が深まります。
信頼関係の深さによって
話す内容も濃くなり
悩みも深くなります。
深い関係性になれるから
絆が深まり
あなたから離れられなくなる…
つまり
ここに「価値」が生れます。
価値を感じれば、お客様は
何度でも通い続けてくれるようになります。
クーポンや割引も不要。
広告を出さなくても、お客様は噂を聞き付けて来店したくなる。
という訳です。
その前にお客様と
深い関係性になれるかどうかは
あなた自身が
「お客様の心をどれだけ解放させる
ことができるか」
そのためには
あなた自身が
心の休息をしっかり取ること
が大切です。
心の休息には2つの要素が必要です。
❶「豊かな心を育むこと」
❷「心のゆとりを保つこと」
❶豊かな心を育むとは?
高単価なお客様の心を解放するということは
つまり
あなた自身も、それ相応の経験や
体験をしておかなければ
対等に会話が成り立たないということ。
高単価な金額を支払うお客様は
体験していることもそれなりに高水準。
悩みのレベルも高くて深い。
また、お客様を飽きさせない魅力を備えることも大切。
高単価なロイヤルカスタマーとの
関係性を深く長く保つために
色んな経験・体験をする
そこで得た
学びや気づきをお客様と共有する
それが人間的な魅力になるという訳です。
豊かな心を育むには
仕事以外のプライベートで
豊かな時間を過ごせるかで決まります。
定期的にゆとり時間を確保することが
高単価サロンへの第一歩といっても過言ではないかもしれませんね。
❷心のゆとりを保つとは?
高単価なお客様ほど会話の内容も深く、濃くなっていくため
あなた自身の心が乱れていると
ゆとりがなく、お客様の話を
聞くことができません。
聞く体制ができていないと
お客様も話すことができずに消化不良…
それがマンネリの原因にもなり
高単価客の満足度にも影響して失客して
しまう可能性もあるので注意が必要です。
自分では気づかないうちに
お客様に伝わってしまう…
目に見えなくても
お客様は何となく
空気感で察してしまう…
一方、お客様が話してくれたとしても
その話に影響されてしまって
どっと疲れが出てしまう…
だからこそ
「心の休息」が大事という訳です。
あなたには
「豊かな心を育み、心のゆとりを保つ時間」
ありますか?
この時間を意識して持つか、持たないかで
「仕事の質」が一気に変わりますよ。
私自身
根詰めて仕事をしてしまうクセがあるので…
その大切さが良く分かります。
そういう時、大抵仕事がうまくいきません。
(仕事だけでなく、プライベートにも影響します。)
仕事の進み具合が悪い
話が上手くかみ合わない…
など。
だからこそ
敢えて「心の休息」時間を
しっかり確保して
メリハリをつけることで
仕事の質が各段に上がりました。
「心のゆとり」が仕事やその他の人間関係に与える
影響の大きさを実感しています。
私の場合はスタバに行き
1人だけの時間を持つことが
最近の心の休息です。
なるべく同じ席に座り、景色を眺めながら…
こんなふうに…

実は会社員時代
ほぼ毎日
出勤前にスタバに行く習慣がありました。
長いと1時間、短いと10分…
席に座ってコーヒーを飲む
そして、将来について考える
スタバに行けるかどうかで
私の1日の充実感や仕事の進捗が変わるから。
この時間が当時の私にとって
すごく貴重で重要なルーティーンでした。
今は、子どももいて当時のように
毎日スタバに行くのは難しいですが…
できる限り、日々の生活の中で
心をニュートラルに保てる
時間を取る工夫をしています。
また、豊かな心を育むためにしているのは
定期的に自分の知らない世界を体験したり・行ったことのない場所へ行ったりすることです。
最近は、スタバとは真逆の
個人経営の珈琲店に行きました。

店内は
オーナーの趣味で置かれている調度品
ギャラリーでもあるため、作家さんが手掛けた作品の展示などもあり、とても個性的なお店。

オーナーが私たちの顔を見て
カップとソーサーを選び
私たちが選んだ産地のコーヒー豆を挽き、
サイフォンで淹れた一杯を提供してくれました。

カップとソーサーは
「ヘレンド」というハンガリーの名窯で創られた陶磁器ブランド。
英国のヴィクトリア女王など、ヨーロッパの王侯貴族を魅了した有名なヴィクトリアシリーズのカップ&ソーサーでした。
(ちなみに一緒だった友人の赤いカップ&ソーサーはエルメス)
普段とは違う雰囲気で
なかなか手にすることのないカップで
飲む一杯は格別でした。
何とも言えない優雅な気分に浸れて
いつものスタバとはまた違った
穏やかな時間、空気が流れていました。
私が驚いたのは、オーナー自身。
実はこのお店は
私の母の友人の家族が経営する珈琲店。
10年以上前にたった一度だけ
訪れたことのある場所でした。
私は覚えていないだろう…という前提で
あいさつをしようと声をかけたのですが
当時のことを会話の内容まで覚えていたのです…
(逆に私がうろ覚え…)
それには本当に驚きました。
ほぼ面識もない状態なのに…
そんなことまで記憶しているのかと
圧倒されました…
この経験からチェーン店と個人店の
1杯の「価値」の違いを体感しました。
スタバもその個人店も
コーヒーは一杯同じ500円
スタバで提供されるのは
大量に作られた
いつでも均一な味が出せるコーヒーに
毎回同じカップ(ペーパーの場合もある)
一方
その個人店で提供されるのは
産地を選び、豆を挽いてもらい
サイフォンで立てて淹れるコーヒー
その時の気分とオーナーの直感で選ばれる
個性的なカップとソーサー
(他にも優雅な気持ちにさせてくれるカップが並んでいました。)
チェーン店と個人店の
大きな違いだと感じました。
チェーン店のように
マニュアル通りに一連の流れを追って
提供する「サービス」
ではなくて
お客様を見て、判断し
そのお客様の心地よさを提供する
「おもてなし」
次回、行ったらどんなカップ&ソーサーが出てくるのかという
ワクワク感。
毎回違う、美術品の展示を見て愉しめる優雅な時間。
単なるお金とモノ・サービスの交換ではなくて、予想や期待を上回る「お金以上の付加価値」があるから。
それは、その時そこでしか体験できない
人と人との関わりも含めた
「希少性がある」
と思ったのです。
これこそ、これからの時代に求められる
「価値」なのでは?と思いました。
ちょっと脱線しましたが…
何が伝えたいのかというと…
心の休息は大切です、ということ。
心のゆとりは仕事だけでなく、プライベートにも影響します。
豊かな人生を満喫するためにも、心の休息をしっかりと取ることをお薦めします!